猫とひなたぼっこ

カラヴァッジョ展

卒業旅行でヨーロッパの美術館めぐりをしたとき、ため息が出たカラヴァッジョ。
日本で見られる日が来るとは~!
@国立西洋美術館
入場してすぐに何の前置きもなく「女占師」が飾ってあり、いきなりテンションが上がりました。

カラヴァッジョの作品は10点ほどで、それ以外はカラバッジョに強く影響を受けたカラヴァジェスキたちの作品が展示されています。
しかし本家と並べられてしまうと、カラバジェスキたちが気の毒になるくらい本物の迫力は凄かった・・・!
「果物籠を持つ少年」、「バッカス」の前では画面に釘付けになって、動けなくなっている人が続出(私もですが)。

圧巻の「メドゥーサ」では、怖いもの見たさで固まってしまいました。滴る血のどろっとした生々しさに震えました。

世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」も美しいというより恐ろしい絵でした。
カラヴァッジョの内面―死の恐怖と赦されたいと願う心―が伝わってきました。

全体的に見て、画面は滑らかで、絵の具の盛り上がりや、粗いタッチは一切ありませんでした。
遠目に見て滑らかでも、勢いでざっくり描いた部分はないものかと探しましたが、ハイライトや果物の疵でさえ絵筆で描いたとは思えないほどでした。すばらしい!

画家自身の波乱万丈な人生とそこから生まれた芸術は、まさに光と闇、天使と悪魔で、振り巾の大きな振り子が振り切れた時、画家の寿命も尽きたのだと思います。
何かに突き動かされるように生き、描いた人生は作品と同じくらい興味深いものです。

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