猫とひなたぼっこ

ミケちゃんの永眠

6月1日月曜日午前11時50分頃、ミケが死にました。
野良猫だったので、正確な年齢は分からないのですが、10歳近くなり、だんだん若い頃とは違ってきてるなぁ、とは感じていました。
2週間前に病院にかかり、はやく元気になってほしい思っていたのですが、突然体調を崩し、あっけなく死にました。
注射1回と、点滴1回、タオルを1枚汚しただけで、他には何の迷惑もかませんでした。

最期の数時間は庭が見えるように窓際に寝かせ、日差しとそよ風が当たるようにしました。
緑のにおい、鳥の鳴き声、住みなれた部屋、見慣れた景色の中で、いつもどおりに過ごしてほしかった。
少し目を離したすきにおかしな体勢になっていたので、抱き上げると四肢をグーンと伸ばし、一声鳴いてこと切れました。
あまりにもあっけない、お別れでした。

若い頃の精悍なミケちゃん

ミケと初めて出会ったのは、約9年ほど前、痩せて背骨の浮き出た子猫でした。
食べ物を与えると、大粒の涙をこぼし、嬉し泣きしながら平らげました。
2年近く野良猫生活をしていましたが、最後に出産した子猫を家に運び込み、我が家を永住の地と決めたようです。
当時の私は何かと不安定で、ミケの存在は、前世からの縁を感じるくらいに大きなものでした。
ミケは猫なのに私の気持ちがよく分かったし、私もミケの言いたい事はよく分かりました。

抱っこはあまり好きではありませんでしたが、寒い夜は自分から布団に入ってきました。
喉を鳴らすミケちゃんと寝る安心感、温かな体温、なめらかな毛並み、すべてが懐かしく、恋しいです。
でもこの冬、最後に一緒に寝たのはいつだったか、どんな様子だったか思い出せません。
何事にも言えることですが、いつ最後になってしまうか、今なのか、次なのか、気付いたらあれが最後だった、と思うことの何と多いことでしょう。
猫を失っただけでもこれだけ寂しいのに、人と別れるのはどれだけ辛いことか。
また次を期待できるというのはどれだけ幸せなことか。
幸せに気付かずに、感謝もせずに日々を送ることがどれだけもったいないことか。

獣医さん、母、妹からお悔やみの花束が届きました。
棺の中のミケは眠っているようにしか見えず、たくさんのいい匂いのお花に包まれて、翌日午後3時、荼毘に付されました。
ミケちゃん、ありがとう。
あの世か来世でまためぐり逢おうね。

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